ゴー宣DOJO

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笹幸恵
2017.11.21 01:04

敵基地攻撃能力

2018年度から、政府は対地巡航ミサイルを

開発する方向でいるという。

「島嶼防衛用新対艦誘導弾」の研究費として

77億円の研究費を予算計上しているが、

技術的に共通点が多い対地ミサイルの能力を

付加する計画を立てているそうだ。

要するに「敵基地攻撃能力」を保有する

ということ。

昨日の読売新聞が一面で報じていた。

 

私が気になったのは、記事の中で

こう書かれていたこと。

 

政府は敵基地攻撃能力について、

憲法上認められているが、

専守防衛の観点から政策判断として

保有しないとの立場だ。

 

憲法上認められているってどういう意味だ?

 

と思って調べてみたら、昭和31年の衆院での

内閣委員会の答弁がどうやら元になっているようだ。

 

(鳩山一郎総理答弁)

「そのような攻撃(誘導弾等による攻撃)を防ぐのに

万やむを得ない必要最小限度の措置をとること、

例えば、誘導弾等による攻撃を防御するのに、

他に手段がないと認められる限り、誘導弾等の基地を

たたくことは、法理的には自衛の範囲に含まれ、

可能であるというべきものと思います」

 

つまり「憲法上認められている」という一文の

意味するところは、

「敵基地攻撃能力は自衛の範囲に含まれる」

という政府の“見解”に過ぎないということ。

雑にまとめすぎで、ミスリードもいいところ。

しかも安倍政権では「専守防衛の観点から

これを保有しない」という。

わけがわからない。

自衛の範囲=専守防衛ではないの???

それともどこかで厳格な線引きがあるのだろうか。

見解やら解釈やらがごちゃごちゃに入り混じっている感じ。

第一、憲法では戦力不保持を謳っているわけだから、

実際との乖離が甚だしい。

乖離しすぎて、もはや誰も憲法を守ろうという気すらなく、

「敵基地攻撃能力が憲法上認められている」などという

トンデモ説が出てくる始末。

これ、いい加減ちゃんと考えないと、
嘘の上塗り国家になっちゃうよ。

 


「憲法改正の作法を教えよう

平成29年12月10日(日)午後2時 から
『人事労務会館』 にて開催します。

「人事労務会館」
(住所:東京都品川区大崎2-4-3 )は、
JR山手線・埼京線・湘南新宿ライン・りんかい線
『大崎駅』 の 北改札口 を出て左へ、
「西口」 側の左階段を降りて、徒歩3分です。

毎回、会場の場所が分からず迷われる方が、多くいらっしゃいます。

人事労務会館のHPにて、場所をよくご確認の上、ご来場下さい絵文字:重要
(HP掲載の、駅から会場までの地図を印刷し、持参されることをオススメします )

詳しくは、 “ こちら ” でどうぞ。

68回「ゴー宣道場」のテーマ
『憲法改正の作法を教えよう』である。

ゲストに山尾志桜里議員を迎える。

 

自民党が年内に改憲素案を出し、来年1月に各党に示し、

通常国会での発議をめざすとしている。

最短でいけば4月発議、6月国民投票も可能だ。

 

護憲派サヨクは公明党が反対するのを期待しているが、

自衛隊明記は穏当のように見えるし、環境権など公明党の

希望を叶えれば、共に発議するだろう。

 

立憲民主党までが最近、弱腰で社民党化する勢いだから、

野党は「改憲反対」で国民運動にしようと楽観的に
思考停止
している。

だが、野党の楽観主義は絶対に失敗する。

 

自衛隊明記が否決されたら自衛隊「違憲論」が
憲法学者だけ
でなく、国民の意思になってしまう。

それはマズいと国民は判断するから、安倍改憲案に
賛成せ
ざるを得ないのだ。

 

与党の発議を防ぐ方法は、野党が代替案を示すことだけ!

ところが、野党の中で代替案を示すことが出来る国会議員が、

なんと山尾志桜里議員だけという事態になっている。

他にいないのだ!

 

国民としては、発議の前に、絶対に国会で「議論」をして

もらわなければ困る。

一方的に安倍改憲案=属国改憲案が通されたら、

たまったものではない。

 

山尾志桜里氏は、大阪では声が出なくて苦しそうだったが、

今度は「立憲主義を貫徹する憲法改正」、「現実的平和主義
よる憲法改正」の方向性について、大いに語ってもらえる

だろう。

 

参加申し込みの締め切りは1129日(水曜)だ。

護憲派も改憲派も、党派性を超えて参加して欲しい。

マスコミも取材してくれ。

当日、道場の入場料は、お一人様1000円です。


参加ご希望の方は、このweb上の申し込みフォームから申し込み可能です
絵文字:重要絵文字:パソコン

上 ↑ のメニュー「道場参加申し込み」もしくは下 ↓ の申し込みフォームバナー(画像)
クリックして、申し込みページにお進み下さい絵文字:よろしくお願いします
入力必須項目にご記入の上、お申し込み下さい絵文字:重要絵文字:メール

申し込みフォーム

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申し込み〆切後、当選された方にのみ「当選メール」を送らせて頂きます。

当選された方は、道場当日、
その「当選メール」をプリントアウトの上、会場までご持参下さい。
プリントアウトができない方は、当選メールの受信が確認できるもの
(携帯電話、タブレット等)をお持ちの上、ご来場ください。

 道場参加申し込みフォーム

応募〆切 は 平成29年11/29(水) です。

当選通知の送付は、応募〆切後になりますので、しばらくお待ち下さい絵文字:よろしくお願いします

皆様からの多数のご応募、お待ちしております絵文字:重要絵文字:晴れ


笹幸恵

昭和49年、神奈川県生まれ。ジャーナリスト。大妻女子大学短期大学部卒業後、出版社の編集記者を経て、平成13年にフリーとなる。国内外の戦争遺跡巡りや、戦場となった地への慰霊巡拝などを続け、大東亜戦争をテーマにした記事や書籍を発表。現在は、戦友会である「全国ソロモン会」常任理事を務める。戦争経験者の講演会を中心とする近現代史研究会(PandA会)主宰。大妻女子大学非常勤講師。國學院大學大学院文学研究科博士前期課程修了(歴史学修士)。著書に『女ひとり玉砕の島を行く』(文藝春秋)、『「白紙召集」で散る-軍属たちのガダルカナル戦記』(新潮社)、『「日本男児」という生き方』(草思社)、『沖縄戦 二十四歳の大隊長』(学研パブリッシング)など。

次回の開催予定

第117回

第117回 令和6年 5/25 SAT
14:00~17:00

テーマ: ゴー宣DOJO in大阪「週刊文春を糾弾せよ!」

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